出来るだけ早く

数年前、私は子どもの言語発達に関するパトリシア・クールの論文を読みました。それによると、言語発達は妊娠中、聴覚器官が発達する頃に始まるそうです。

パトリシア・クールのこの研究によると、0～12ヶ月の赤ちゃんは言葉を拾い上げる素晴らしい能力を持っているそうです。しかし現実には、赤ちゃんは自分が世界のどこで生まれるかわかりませんよね？

そのため、赤ちゃんは数多くのアクセントや音を聞き取ることに長けているのです。

彼女が気づいたのは、この能力は10カ月を過ぎたあたりから落ち始め、3歳ごろには新しいアクセントや音を覚えるのが難しくなるということで、つまり、3歳以降に新しい言語の音声を聞き取る能力を育むのは難しいということです。私自身、日本語を勉強していてよくわかるのですが、どうしても聞き取れない音があります。言葉としては分かっていて、発音もできるのですが、聞き取るのが難しいのです。そして、新しい言語を簡単に習得する能力は、7歳くらいから落ち始め、子供が10代になると最低になるそうです。

英語の 「R 」と 「L 」の音を並べて教えると、英語に触れたことのある幼児は正しいカードを選ぶことができます。一方で、親御さんはまったく区別がつかなかったりします。

下の動画をご覧ください。