Thu

07

Dec

2017

My Experience with bilingual kids

 

 

 

 

 

 

 

 何年もの間、子どもをインターナショナルスクール、つまり英語オンリーの学校に入れることを懸念する親御さんをみてきました。

懸念されていることは、インターに入れると日本語が適切に習得できず、遅れをとってしまうんじゃないか、ということだと思います。ですが、私自身の経験からすると、それは心配ないと言えます。

一番上の長男は今10歳の小学4年生です。 二番目の子どもは小学2年生、三番目の子どもは年長です。 四番目、五番目の子ども達は私のスクールに通っていて、英語を流暢に話しています。四番目の子どもは、来年4月から幼稚園に入園しますが、今の時点で日本語の力は実質ゼロに近く、上の子達が幼稚園(2年保育)に入園した時と同じ状態です。 幼稚園に入園した時が、彼らにとっての日本語のスタートとなるのですが、卒園する頃には、他の子ども達と同じぐらいの日本語レベルになっています。 家でも、始めから「日本語禁止」ルールを徹底していて、外出する時も英語でしか話しません。

でも、子ども達が大きくなっていくにつれ、知らない間に日本語がどんどん回りから入ってくるようになり、日本語の力が全くない状態であっても、日本語が流暢に話せるようになり、物によっては日本語で表現するこ方が簡単に感じているようです。そのため、日本語で表現せずに英語で説明するように、子ども達には伝えています。

これはとても大切なことだと思っています。子ども達が自分の話したいことを自分の言葉で表現しない限り、間違いを直してあげることも、もっと複雑な概念や言葉を教えてあげることも、できないからです。

 

妻によると、子ども達の日本語は完璧で、日本人のおじいちゃんおばあちゃんや友達との会話に全く問題ないと言っていました。  もちろん、一番上の子が小学校に入学した時は、少し苦労しました。でもそれは、全くゼロの状態から、ひらがな、カタカナ、漢字を習わなければいけなかったからです。小学校に入るまでに、日本語のぬりえや、ひらがなの練習帳などを与えていなかったため、ゼロからのスタートで、日本語の読みの力も高くありませんでした。でも長男も今4年生になり、そのような問題はなくなりました。そして、下の子ども達は、上の子の様子を見ているので、どうすればいいのか、より早くスムーズに掴んでいっています。二番目の子は今小学2年生ですが、長男の時と比べると、国語の勉強が簡単に感じているように思います。

 

一方で、日本人の両親、おじいちゃんおばあちゃん、友達、おじさんおばさんがいて、テレビを付ければ日本語が聞こえ、電車に乗れば隣には日本人が座っている…そんな環境にいる子どもに対して、日本語が習得できないんじゃないかという心配は全く必要ないと言えます。

日本にいる限り、日本語は広く行き渡っていて、自然に身につけていくことができるので、前述のような心配は全く要らないと思います。産まれる前、お母さんのお腹にいる時でさえ、子どもはお母さんの日本語を聞き、学び始めています。産まれてからは、子育てサロンなどで、お母さん達と赤ちゃん達の会話を見聞きしています。公園に行くと、そこで会う人はみんな日本語を話しています。 ぬりえの中にもひらがなが書かれてあり、子どもはお母さんに「これ何?」「あれ何?」と聞き、お母さんもそれに答えて教えます。週末におじいちゃんおばあちゃんの家に行けば、子ども達に日本語で話しかけたり、日本語で何かを説明したり、すると思います。 家でも、お昼ご飯の時に、お母さんがテレビを付けたり、日本の音楽を聞いたりしていることもあるでしょう。 私自身の子ども達も、そういう環境にいます。

 

子どもをインターに入れ、家でも英語で話すなど、英語オンリーの環境にしたとしても、父親も英語しか話さないと決めない限り、子どもは父親から日本語を学んでいきます。おじいちゃんおばあちゃん、友達からも、そして外出先や旅行先でも、日本語を耳にしたり、話す機会は、本当にたくさんあります。

意欲が高く熱心で、子どもに英語で話しかけ、英語ばかりで日本語は大丈夫かと心配をされる方もいますが、そのような方は稀なケースです。この何年間の間、最初は頑張って英語で話しかけていたものの、最終的には、特に働いているお母さんですが、仕事からの疲れなどもあって、次第に子どもに日本語で話してしまうという方を何人も見てきました。疲れている中、母国語以外の言語で、泣きわめく子どもに何かを説明するということは、さらに疲れることでしょう。

 

他にもお話できることはたくさんあるものの、今は最もお伝えしたいこと、つまり、日本でインターナショナルスクールに子どもを入れてみようと考えている親御さんには、母国語習得の心配は一切要らないということをお伝えしたいです。

 

もし、心配するのであれば、母国語ではなく、むしろ英語や他の言語の習得に関してだと思います。その言語のネイティブの話すことを問題なく聞き取り、きれいなアクセントとクリアな発音で話せるようになるにはどうすればいいのか、そういうことに関心を持つ方がいいのではと思います。

 

 

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Thu

20

Oct

2016

真似されるということは最大の賛辞

10 歳~12歳になるまで
10 歳~12歳になるまで

昨夜、池田周辺を歩いていたら、あるポスターに目が止まりました。

どこかで見たような…というより、最近私がブログで書いていた内容とほぼ同じようなことが書かれてあったからです。

だとすれば、「真似されるということは最大の賛辞」“imitation is sincerest form of flattery “ と考えてもいいのかも?

いずれにしても、他のスクールでもこのような(私が書き続けてきた)内容を重要だと思って伝えようとしている、ということは良いことだと思いますけどね。

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Thu

29

Sep

2016

なぜローマ字は3年生からで、英語は5年生からなのか

日本人にとって、“R” と “L” の音の聞き分けがなぜできないのか、ずっと疑問に思っていました。発音を何回直されても、間違ったアクセントに戻ってしまっています。

その理由の一つとして、ローマ字が挙げられるのではないでしょうか。小学校では、英語より先にローマ字を習うので、それの影響が大きいのではないかと感じます。

 

上の画像を見て下さい。

“ra” “ri” などが、“ら” “り” ...の真下に示されています。アルファベットの文字Rと、日本語の「ら行」の発音がリンクされ、Rを見たら、「ら行」の発音をするように促されてしまいます。実際は、「ら行」の音は英語圏の人にとってはLの音に近いのですが。

ローマ字は小学校3年生で学習するそうです。英語学習が始まるのが5年生なので、その前にローマ字を習うことになります。

このことからも、英語を始めるなら早ければ早いほうがいいと思います。学校でローマ字を習うより前に正しい発音を習得でき、聞く力も高めることができるからです。考えてみてください。例えば、小学校1年生の子どもが、これまで全く英語を習っていなかったけれど、ある日突然「英語をやりたい」と言ってきたとしましょう。カタカナの発音が既に身に付いてしまっているため、小学校1年生のこの段階で、もう状況はかなり不利だと言えます。そして、2年後にはローマ字を習うことになるのです。

 

ministry of education 11-2

 

この文科省のサイトに書かれてあるのは、外国語の文字指導において、「子どもたちに過度の負担を与えたくない」、そして、「聞く・話す等コミュニケーションを中心とした英語を始めるべきだ」、とあります。その点に関しては共感しますが、アルファベットを教えずローマ字という形態で英語の文字を教えるということは、逆方向に向かっている気がしてなりません…。

上の画像の“SIRO”と書かれたところを見て下さい。これも、問題点の例の一つです。“ Shi” の代わりに“Si” と習うため、名前を書く際、英語圏の人にとっては“Simon”と呼ぶところを、“Shimon” とするべきなのかと混乱してしまいます。

ローマ字を教える目的の一つは、子どもが自分の名前を英語の文字で表せるように、ということなのかもしれませんが。

上の船の絵を見て下さい。その下に書かれてあるローマ字は “hune”  となっています。しかし、私の耳には、日本人が言う 「ふね」の「ふ」は、“H” ではなく “F” の音に聞こえます。

ローマ字は、外国人にとってはガイドブック等で(読むために)役立つものだと思いますが、それ以上の何でもないと思います。それどころか、ローマ字の新しい形のせいで、英語圏の外国人がローマ字を使う場合においても混乱を招いている気がします。

 

とにかく、既に確立されたこと、正しいとされていることは、変えられません。では、私たちにできることは何でしょうか?

 

私が言えることは、できるだけ早く、特に学校生活が始まる前に(習い事に費やせる時間が十分あるうちに)外国語をスタートさせる、そしてできるだけ続けさせる(もちろん時間もお金もかかりますが、子どもの脳にしっかり定着しなければその言語を使う力はすぐに衰えてしまいます)、ということです。 このことからも、「幼稚園に行く前に2年もやっていたから大丈夫」というような考えは間違っていることが分かると思います。

 

何年も子どもたちを見ていて分かったことですが、子どもはある年齢に達すると、文字で書かれた言葉を読み取り理解するようになります。3~4歳で文字や短い単語を認識するようになり、5歳になるまでには長い単語を認識して読み始める(強制的に読まされて読むのではなく、ちゃんと理解して読む)ようになります。 そして、6~7歳までには、サポートされながらも上手に読めるようになって自分で単語を発することができるようになります。8~9歳では、ほとんどのことが読めるようになります。ですので、外国語の音声に慣れてからアルファベットを習うべきだという文科省の考えは正しいと言えます。しかし、3歳以前に始めたほうがいいと、私はこれまで自分が見てきた経験から思います。英語ができるようになるまで、週1回50分(大体の学校の平均)、英語オンリーの環境で8~9年かかるのであれば、小学校3年生から始めると…想像してみてください。これが、日本が2020年から導入しようとしていることです。

 

日常会話ができれば十分、大学入試で合格点が取れる…と考える人もいるでしょう。

English path article この記事の著者も、そういった考えは間違ってはいないと述べています。“R” と “L” の音の違いが聞き取れなくても、リスニングテストで合格点を取れる、とも。もう一つ別の視点も取り上げられています。外国語を習うよりもまず母国語が確立させる方が大切だという意見もありますが、韓国での例を見ると、小学校3年生から英語学習が導入されていても母国語である韓国語への弊害はないことが分かっているそうです。

しかし、先に述べた点について強調したいのは、入試のためだけに英語を学ぶことに対しては同意しません。それは言語を学ぶということとは違います。

 

以下のリンクの記事によると、ビザ取得の条件として英語が十分に話せることを要求する国が出てきているそうです。

Immigrants' spouses 'must speak English before entering UK'

以前は、ビザの審査の前に2年の猶予があり、その間に英語を習得すればよい、というものでした。これもまた、考えるべき点の一つだと思います。

 

Little Lorikeets では、今少し興味深い現象が起きています。私達が当スクールを開校した頃から通い始めてくれている子どもたちなのですが、年中や年長から英語を習い始めてほとんどのことを理解しているものの、私と他の講師が話す「本当の(ネイティブの)会話」を聞く際、かなり集中して聞かないと会話についていけないようです。一方で、赤ちゃんの頃から通い続けて現在年少の子どもたちは、私たちの話すスピードで理解できています。それは本当に素晴らしいことで、私がずっとお伝えしてきたことが証明されていると言えるでしょう。

 

Honda makes English official in 2020

ホンダ、楽天、P&Gのような企業で、英語を社内の公用語にする動きがあるそうです。社内のコミュニケーションやミーティングなど全てを英語で行っていくようです。これもまた、知っておくべき点の一つだと思います。

 

このように、小さいうちにバイリンガルに育つ機会を与えれば与えるほど、成長して大人になった時、たくさんの素晴らしいチャンスが得られる、と考えられるのではないでしょうか。

 

 

 

ヒル キャメロン リトルロリーキート英語教室

 

翻訳者 北村敦子

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